とっくの前に発売中のモーターサイクル クラシックス Vol.5。ぐだぐだと遅くなりましたが、今号に寄稿させていただいた、「荒野を駆け抜けたサラブレッドたち」から今回はサミーミラー編をお届けいたします。
言わずと知れた、常勝を誇ったArielのHT5、GOV132。特集の一枚目に使っていただいたカットです。
ミュージアムに併設されるレストアルームにて。
ミュージアム編に登場する、ミラー氏の「敢えて言うなら」思い入れの強いベストは車両である、1939年式のAJS 水冷V4 レーサーが目に飛び込んでくるレーシングマシン・セクション。その後ろの車両はポーキュパイン。車両は飾ってあるだけでなく、イベントでは惜しげもなくエンジンを掛け、デモ走行を行ってしまうのです。
ミュージアムの2階は自然光が差し込み、大きな納屋にいるような落ち着いた雰囲気。
SHS (サミュエル・ハミルトン・スペシャル)はミラー氏が10代の頃に手がけた一台。こちらの車両はそのレプリカですが、彼のマシーン・ディベロップメントの原点とも言える一台。GOV132とのツーショット。
サミー・ミラー氏が2ストのブルタコへ移籍するまで、勝利を重ねに重ねたGOV132は彼のアイデアが盛り込まれた、まさにスペシャル。詳しくは是非記事をご覧ください。
お忙しい中、熱心に説明してくださいました。
Photo by MJ
足を運ばれる際は、たっぷりと余裕を持ってお出かけください。敷地内にあるカフェでの食事もお忘れなく。また、オートジャンブル(部品市)やミーティングも開催されているので、日程はウェブサイトをチェック。
Sammy Miller Museum
Bashley Cross Roads, New Milton, Hampshire, BH25 5SZ
Tel: 01425 620 777
取材時はミュージアムに一番近いB&Bに宿泊しましたが、良く手入れされた素敵なコテージでした。春先でしたが、天気も悪く寒かったので蒔きストーブが大活躍。パチパチという音と、じんわりとした温もりを感じながらのウトウトはそれはそれは気持ち良いものでした。朝食は絞りたてのジュースや手作りのパンで大満足。
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