2012/01/02

Countryside in Britain



イギリスは田舎がすごい。

田舎への憧れがすごい、と言えばいいのか。


イギリス人はガーデニングが好きなのだから、その延長で
田舎暮らしがある種のステイタスだったりする。
乗馬やハンティングなどはその類のものだろう。


今年の走り始めはコッツウォルズ地方へとぶらりドライブ。


目的地は延々と続く草原や木立の中に突然現れる
オーガニックショップだ。




ここにはオーガニック素材を使ったカフェ・レストランの他に
ヨガ教室も行うスパや、いくつものカテゴリーが1つの
敷地に収まっている。

花、雑貨、本、洋服、肉、野菜、ベーカリー、ワイン、チーズなどなど


基本的には全て1つのブランドとして提供され、
ディスプレイなどのプレゼンテーションに抜かりがない。


カフェ・レストランでサーブをしてくれるのは
丁寧な言葉遣いをしてくれるウェイターたちで、
ロンドンで多々見られる荒廃したサービスとの差を
まざまざと感じさせられる。

スパークリング・ウォーターをオーダーすると、
ボトルの蓋が、半分だけ開けられている。
力がいる最初の一ひねりは既に行われていつつも、
完全には封が切られていない。

注いでくれる店もあるだろうが、自分の飲みたい量は
自分で決めたかったりするのでこの気遣いが嬉しい。



スープのボールは事前にきちんと温められているので
キャロットとジンジャーのスープは最後まで温かいままだった。


年始にも関わらず、辺りには草原と羊しかいないような、
そんな辺鄙なところに関わらず、
この敷地内は人で溢れ返っていた。

カジュアルながらきちんとした着こなしをしている人々ばかり、
パーキングスペースにはロールスロイスも
さほど目立つことなく主を待っていた。


田舎=過疎、後進的ではなく、
カントリーサイド=自然に近い場所で生きることを楽しめるゆとり

なのだと、改めて感じさせられた一日だった。

イギリスは、やはりあなどれない。



食器やガーデニングアイテムが手に入る。
カフェで使用していた厚手のグラスをついつい購入。


見ていて楽しくなるような小物たちが集まっているので
否が応でもワクワクしてしまう。


敷地内には木の燃える良い匂いや、キャンドルのアロマ香が立ち込めていて、
そこにいるだけで心地よくなってしまう。



ちょっとしたディスプレイも小粋。
奥はドッグ用パーキングスペースだ。



久しぶりの青空、木漏れ日を浴びつつ。



旅の相棒、MGB GT (1968年式)
ちなみに、茅葺屋根の家はイギリス人の憧れ。