2011/10/29

Cold and Lazy



あっ、という間に2週間強が過ぎ去り、もう11月。

風邪をこじらしてしまい、毎日毎日何かしてるような、
はっきりと覚えてないような、変な浮揚感?の中で時間だけが
パタパタと過ぎていったような。

とはいいつつも、色々とネタは溜まっているので、
何だかんだしているものの、アウトプットしてないので
あまり何もしてないような、妙な感じなのです。


トライアンフはリファービッシュ後、
これまで250マイルほどは走っているので、及第点でしょうか。
そろそろロッカーボックスの緩みでも見てみるか、とチェックして仰天!

自作したガスケットの方のボルトは部分的にかなり緩々!!
慌てて全て締めなおし、タペット調整はまた明日にしようと
走ってみたところ、当たり前ですがタペットが詰まりすぎて調子悪し。

ちゃんとタペットを再調整して事なきを得ましたが、
日本で販売されている、再使用可能・締め直しが要らない
ロッカーボックス用のガスケットを入手しておけばと今更後悔。

オイル漏れの勘所にしても、アップグレード用品にしても
プロが持つ経験地は恐ろしいとこんな時にも改めて実感する次第です。


プッシュロッドによって伝えられた動きによって、ロッカーアームがバルブを押す訳です。
これは押していない状態。



これが押した状態で、この時に吸入や排気が行われるのです。
一連の作業が延々と行われるエンジン、深遠な世界なんでしょうね。

トライアンフのエンジンは美しい。

別パーツのプッシュロッドチューブがオイル漏れの泣き所とはいえ、
もしこの部分が一体化されていると、メリハリが無くてもったりした印象になるのでは。




今年はとことん、これまで以上に全てを投げ打って(おおげさか?いや本当か・・・)、
整備にて手を汚すための教材車?を手に入れて来ましたが、遂に水冷エンジン登場です。

こちらは長い目で、乗りながら勉強したい、、、というか、出来れば整備するよりも、
主に「乗りたい」と願ってはいるものの、果てさてどうなる?

自分で所有して、例え1時間だけでも触ることは、
本を一冊読んだ知識にも勝ると思ってます。

何かを伝えるには、自分の手が触れてきたものに
勝る説得力は無いはず。

2011/10/14

The Fourth comer...!?





夜。


トライアンフで家に戻ると、玄関の前からそそくさと立ち去る黒い物体。


カバーやらロックを掛けていると、「ニャー。」という声。




クロネコ・アーサーか、
それともビブか、
それとも新参者のトラ靴下か?

そろそろ近寄ってみると、逃げる気配なし。


ん、あんたも見たこと無い子だねぇ。



フラッシュにも動じないとは・・・普通?



そんな狭いところで、愛想を振りまいてくれます。
頭は縦筋、体はまだら?、尻尾はんー、何て言うんだろう。
色々混ざってるんでしょうか??あだ名は何にしよう。



逃げない・・・


こんなに猫に好かれたことはこれまでの人生で、一度も無い。

最近、巷のキャッツには我が家が流行ってるのか??

2011/10/10

ACE CAFE REUNION 2011


ACE CAFE REUNION 2011

今年で、何回目でしょう。リユニオン(再会)という意味が
しみじみ分かってきたような気がします。



一年に一度、その再会は数分だったり、数十分だったりしますが、
このような光景もちらほら。




ブライトンの海辺、マデイラ・ドライブには続々とバイクが終結します。
写真はまだ早い時間だったので、閑散としていますが、
11時ごろになると、この列がいつまでも途切れません。



無造作に停められたブリット・マシン。
ロンドンからの車両で、タンクはBSAになっていますが、基本的にトライアンフ。
アイアンヘッドにツインキャブ装着。



今回のベストショットの1枚!
Steve & Clare



アルミの輝きはやはりカフェレーサーの肝、と言わんばかり。
軽量化が生んだ美意識ですね。



使い込まれたカフェレーサーは渋い。共に過ごしてきた年輪を感じます。
ちなみに、トライトンではなくノートンツインが搭載されています。



Dresda ファンへ。



パトンのエンジンを掛けている様子を何気なく見ていてびっくり、
フィル・リード氏でした!



友人に頼まれ、彼のゴルディーに跨った彼を激写。
ワールドチャンピオンの視線を独り占め!



数日前までの大雨の予報を見事に裏切った快晴。
途中、通り雨はあったものの気持ち良い一日でした。
ACE CAFE REUNIONは雨が降らない、というジンクスは本当です。



海辺まで来ると、程よく喧騒とは距離を置けるので、
まったりに最適。ちょっとした休憩におススメです。



そして、もちろん59クラブブースも。
ヨーロッパからのメンバーを忙しそうに迎えていました。

**

さて、ここからはオンラインショップの営業でございます。


ACE CAFE REUNIONを記念する、思い出の一かけらはいかがでしょう?MBR オンラインショップにて、このリユニオンバッジを含む、ACE CAFE GOODSを久しぶりにアップいたしました。ACE CAFEの間口が広がり、様々なモーターカルチャーに浸透しようとも、原点であるROCKERS抜きには語れません。今となっては家から20分で行ける身近なカフェですが、私の憧れであり聖地でした。その初心はずっと大事にしたいですね。


オンラインショップのACE CAFE カテゴリーは下記リンクをクリックしてください。

GBステッカー、ストリートサインステッカーは
THE イギリスという感じでおススメです!


*今後のオンラインショップの予定*

突然ではありますが、来週頭「ごろ」にイギリスのヴィンテージヘルメットをどさっとアップ予定です。数年毎にお送りしてきましたが、玉数が少なすぎるためMBRのオンラインショップとしては最後になるかもしれません。気になる方は是非チェックしてみてください。 MBR NEWSでもお知らせする予定です。

MBR チェッカード ガントレットも現在再生産中ですので、11月中には再登場の予定です。


**

今回の写真で物足りない方は、今までのレポートもどうぞ。
久しぶりに見ると、自分が若い!2004年は今から、7年前!? 早っ。


2004 惨敗記録

2005 まだ口髭がありました。笑

2006 一緒に走ったBSAが速すぎ。

2007 ロンドンの仲間達と。 休憩が多すぎて到着したらもう終了気味。

2008 春の一時帰国時に、一眼レフを入手。狂ったように撮影。
写真の見ごたえは一番あります。自分登場多し。笑
ちなみにストリートバイカーズに寄稿させていただきました。2009年5月号に5ページ半です。


2011/10/07

Leather Girl Hiroko's New Creation


ロンドンでスピードツインを乗り倒す、Leather Girl Hirokoのブランド「Ace of Speed」より新作ピンバッジが誕生!シンプルながらイギリスのナンバープレートの形を模した、直球の「ROCKERS」「TON UP」そして、旧型50ペンスサイズの2011バッジがお目見え。詳細は彼女のブログをチェック!

Leather Girl Hiroko's Diary




そういえば、先日のACE CAFE REUNION時には、フランスのROCKERがワインをわざわざ持ってきてくれました。きりっとした辛口、後味も爽快且つ、優しいフルーツさが香る美味しいワインでした。フランスから愛車で運んで来てくれたことが何より嬉しいですね。こうして「リユニオン(再会)」が重なっていくのだと実感した次第です。Thank you so much, Laurent!


ロワール地方からお越しのワインとのこと。





一足早く、サンタクロース気分。
photo by MSK




2011/10/06

The third comer


第3の刺客あらわる。
前足と尻尾のみ縞模様。



危うく家にまで入ってくるところを阻止。
猫はそんなに簡単に他人の家に入るのでしょうか??



ストーカー猫のクロネコ・アーサーはやっぱり後ろから観察中。



気にせず毛づくろいのトラ靴下。あんたどこの子?

To be continued....

2011/09/27

Kop Hill --Hill Climb Revival event--


イギリスの恐ろしさを改めて感じた、鳥肌立ちっぱなしのイベントでした。
こんな素晴らしい車両が数百台も集まって、一台一台走らせるのです。
驚くほど静粛なエンジンもあれば、爆音撒き散らしてぶっ飛ばす車両もあり。
写真はもう少し追加予定ですが、まずはその一端を。

Kop Hill



剥き出しでありつつ、精密でもありつつ、ただただ息を呑むばかりです。



まさに英国紳士の遊び、といった風情。
ちなみに故・白洲次郎氏は、ベントレーやブガッティーを
イギリスで乗り回していたんですよね。

NHKのこんな面白いページを見つけました。
イギリス留学時の、彼の愛車であったベントレーそのものが日本にあるんだそうです!


旧白洲邸、武相荘は憧れです。



「Piece of Art」 という言葉がぴったりはまります。



ポルコロッソを人間に戻して、悪役にするとこんな感じでしょうか?
渋い&怖い。




イベントの参加車両をプログラムで確認すると、それほど遠くからエントリーしている車両は無かったよう。ということは、こんな車両たちはイギリス中にはどれだけあるんだろう・・・と考えると更に恐ろしい。UK恐るべし・・・

2011/09/21

The Art of BSA Gold Star's Cylinder Heads 02

BSA GOLD STARというと、最終型の「DBD」が真っ先に浮かびますが、年代を経て進化してきました。ちなみにゴールドスターを呼ぶ際は、年式によるモデルの違いを分けるために「エンジンナンバ-」で主に区別します。

戦前に登場した、初めてのゴールドスターはM24というモデル。そして戦後にプランジャーフレームのZBが350にまず登場し、すぐに500ccが後を追います。マン島で行われたクラブマンTTレースでは、350ccでまずゴールドスターはその実力を発揮。500ccクラスではトライアンフのT100やノートン・インターが優勢を誇っていました。

その後、エンジンのデザインが大きく変更、スウィングアームと改良されてBB。フィンが迫力のある大きさに拡げられCB、DBと進化。

そして1 1/2 (ワン アンド ハーフ インチ 38mm)の最大口径のレーシングキャブレターを装備し、190mmのFull Width(フル・ワイズと日本では呼ばれています。)ブレーキが与えられます。更に、ゴールドスター・クラブマントリムには欠かせない、ギアボックス「RRT2」(アール アール ティー ツーと発音。)が全て揃うことで、広く認識されている「ゴールドスター」となります。「DBD」という、エンジンナンバーへと変更され、その最終型は1956年から1963年間まで生産されました。


ゴールドスターが何故それほど一線を画す車両として、羨望されるのかという理由は:

1:マン島 クラブマンTTにて圧倒的な勝利を収め、最終的には出場車両のほぼ全てをゴールドスターで独占してしまったがため、そのレース自体が取りやめになってしまった、という逸話。

2:公道仕様として、ヘッドライトなどが付けられて販売された「セミ」レーシングマシンであり、一般でも手が届くマシンであった。それが故、究極のカフェレーサーとして位置付けられた。

3:セッティングやスタートが難しいとされる、レーシングキャブレターの装着。街中では乗りにくく、半クラッチの多用を強いられる、クロスレシオ・ギアボックス。オリジナルでクリップオン・ハンドル(セパハン)、そしてバックステップ仕様という、「ジャジャ馬」を扱う感覚。

4:クラブマン仕様だけでなく、オフロードモデルの活躍。スクランブラーモデルや、カタリナモデルという幅の広さ。

5:単純に、美しい。


という訳で、ゴールドスターのシリンダーヘッドのデザインあれこれを、お楽しみください。



ZBはロッカーボックスが一体。






BBのヘッド上部の直線的なフィン。



 CB以降、DB、DBDは曲線へと変更されています。



ZB燃焼室側。右は当時のデイトナレースで使用されたマシンを再現するために
350から500へフィル・ピアソン氏によって加工されています。



左はワークスCB用ヘッド。何故かスタッドボルトが4本へ減らされている実験車両。
右はDBD市販モデル。



BBより砂型から、鋳型へと移行したそうで、混在しています。


こちらはヘッドの集合写真、世界初!?↓


Courtesy of Mr.JP
Thanks a million as always!

2011/09/17

BSA GOLD STAR GP Carb


無性に乗りたくなったので、Goldieを屋外に引っ張り出し、キャブを久しぶりにGPへ交換。GPキャブはイギリスでも「始動が難しい」「人が見てる時に限ってエンジンが掛からない」「GPでのキックスタートはアートだ!」などと色々言われています。確かに、コンセントリックよりは神経を使いますが、ちゃんとセッティングが出て、慣れてしまえばちゃんと掛かります。毎回数十回キックして掛からないものには何かしら原因があるのです。

ちなみに私の場合は、

1:ガソリンコックをオンにし、フロートにガスが溜まるのをしばし待つ。

2:3秒弱、別体フロートのティクラーを押す。

3:デコンプを引いて、数回軽くキック。

4:スロットルは開けないまま、よっこらしょとキック。

5:大体、軽く掛かる気配があるので、ティクラー1秒追加。

6:勢いをつけてキックし、火が入ったと思ったらアクセルを少し開いてエンジン始動。

という感じです。4の軽いキックの時でもあっさりと掛かる時はあります。

油面の高さや、丸型かマッチボックスフロートかでも変わるとは思いますが、フロートからガソリンが漏れるまでオーバーフローさせると私の場合はエンジンの掛かりがかなり悪くなります。なので、ティクラーを少しずつ押すことがポイントかもしれません。あとはむやみにアクセルを開きすぎないことでしょうか。チョークは使わずに、大体全開にしています。アクセルを開かない状態でキックして、掛かる気配があればすんなり行くはずです。パイロットアジャスト・スクリューを少しずつ弄っても良いかと思われます。ちなみにGP1と3は締めこむと、薄くなります。完璧に締めこんでも未だに濃い、もしくはエンジンが周り続けるようであれば、他のスクリューやホルダーと組み合わせてチェックしてみてください。


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思い返してみれば、2008年の10月にスコットランドまでこの車両をビューイングしに行ったのでした。当時のオーナーは歩行に杖が必要な方で、このゴールドスターにはもう乗れないと分かっていたものの何年か所有されていました。こちらのクラシックバイク新聞に私が「求む」の広告を出したのですが、その文面を読んで、「大事にしてくれそうだ」と思って連絡をくださったのでした。

(ちなみに、イギリスでは個人売買が盛んです。ショップにて購入する人の方が少数派。これは大体のメンテナンスを自分でする、DIY精神が根付いているからでしょうね。)

何とか時間をつくって、徒歩とバスと飛行機と電車とタクシーでスコットランドの辺境にある彼の家まで辿りつき、いざこの車両と対面。オーナーは自分ではキックできないので、全て私に任せてくれましたが、この時何回キックしたか覚えていないぐらい蹴りました。慣れないキックのポジションだったため、スネは傷だらけになる有様でしたが、たった一度だけエンジンが掛かりました。それがこの時の動画です。「エンジンが掛かったら運命かもしれない。」と思うほどに蹴り倒した記念すべき出来事でした。


2008年10月22日 Stranraer にて

スロットルを戻した際に、「トゥルルルル」という高音が入りますが、
これが有名な「Twittering」(ツイッターリング→鳥のさえずり)と言われる
ゴールドスターの排気音です。

このツイッターリングがしないサイレンサーもありますが、個人的にはアリが好みです。



その1週間後、実はもう一台のゴールドスターを見に行き、そちらは試乗までさせていただきましたが、オーナーの人柄や旅の思い出によって、エンジンを掛けただけの車両に決めてしまったのでした。これまでの人生で一番高い買い物であり、今となってはエンジンのボトムエンド以外は大体手を入れたような気がしますが、10代の頃からの憧れの車両だったが故、それだけ自分の情熱を注ぐことが出来たんだと思います。


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どんな車両でも、値段や価値は関係なく、そこにどれだけ「自分なりの思い入れ」があるかが、一番素晴らしいモーターサイクリングなのだろうと思う次第です。そして、自分が憧れる車両は、妥協せずに、何年かかっても手に入れることが、そのまま喜びの大きさとなって返ってくるのだと実感しました。と、何だかアツくなって書いてしまいました。


その時のビューイングの旅はこちら。↓
http://jhv692k.exblog.jp/9471431/


最近はリビングを占領していました。↓
http://modebyrockers.blogspot.com/2011/07/trusty-old-machinery.html


コンセントリックの1000シリーズは2ストから4スト用へスプレーチューブの交換を行いました↓
http://jhv692k.exblog.jp/12466107/


初めてコンセントリックに交換した際↓
(こざかしいことを書いていますが、本当か?)
http://jhv692k.exblog.jp/12581527/


36mmのコンセントリックに交換した半年前↓
(36mmは街中で乗りやすい、低中速での加速が楽しい!)
http://jhv692k.exblog.jp/m2011-01-01/

"Ace Times" Launch Party at Lewis Leathers London 02



新旧トラ4台。イギリスではここ数年でモダン・ボンネが街中でかなり増えました。
新生ノートンも事業拡大に向け、政府からの融資を受けたそうです。
これからのUKメーカーの展望が楽しみです。



ジェイクは気軽な街乗り、500のトラで登場。



赤がトレードマークのセイラはスラクストン、もちろんレッド。
以前こんな記事をガールズバイカーに寄稿させていただきました。



レザーガール Hirokoは相変わらず絶好調のスピードツインにて。
排気音がジェントルで傍で聞いていて心地良いのです。



Cheneyフレームのトラを持つ Nick Ashley は今回自転車で参加。
10月にニューショップがオープンだそう。
アーティスト気質のカッコいい人です。



深いネイビーのフレームが特徴のマークのトライトン。
手入れが行き届いているためいつでもミント・コンディション。



Mark Eleyはフラット・トラッカーのSR。
街中をぶっ飛ばすので、よくまだピンピンしてるもんだと感心します。笑





今回もロンドン中心地で爆音が撒き散らされた、
楽しい一日でありました。